団塊世代必読「不良中年二人連れタイ旅行記」 タイでロングステイはいかが?    《信州ネット.Com》

16.コンシェルジュ

 「Tさん、気がつきました?」。「エッ、何のことですか?」。「夕べのですよ。気がつきませんでした?」。「?????」。「人工ですよ。工事ですよ。天然じゃないんですよ」。「なにがですか?」。「参ったな〜。夕べのやつらオカマですよ!」。「エッ・・・・・・・・・・!、オ・カ・マ?あ・れ・が?」。「そそそんな〜」。
 「実はあれから面白い事件がありましてね」と私。。「かくかくしかじかで・・・」。「へえ〜、私の方は何も無かったですよ。オカマだからサービスもテクもさすがでしたよ。最も、私も最後であれって思ったんですけれど、気がつかないふりをしていましたから」。「お金は?」。「1500だけ払いました。だって、オカマですもん」。「でも、実はですね〜、私、寝ちゃったみたいなんですよ。だから、途中からな〜んにも覚えてない。お金隠したのだけは覚えてましたけど。しまったな〜、まだ経験ないのにね、オカマ・・!」。「惜しかったですね。さすがにきれいですね。女よりも肌なんかやわらかくてすべすべでしたね」。朝食の間中、私は狐につままれたような思いでした。

 朝食を済ませた我々には、大きな難問が待ち構えている。ここのホテルでは日本語は全く通じない。だいたい、日本人がここに泊まった事が無いのではないかと思う。日本からのツアーでこのホテルを指名する事はまず無いだろうし、貧乏旅行のバックパッカーにはこのホテルは高すぎて向かないはずだ。だから、従業員も日本語を話す必要が無い。日本語よりも、北欧の言葉が必要になってくるのだろう。昨夜の空港でのドタバタも含めて、日本に居場所を連絡していないので、取りあえず、ファックスで現在の居場所を連絡することにした。ファックスの方が電話よりも余分な話しをしなくてもいいだけ安いだろう。フロントで便箋をもらい、要点を書き込んでファックスをお願いする。「こちらへ来て下さい」とフロント裏の事務所へ連れていかれた。パソコン・コピー・ファックスが一台づつ置いてある。パソコンはフロントとLANでつながっているようだ。見にくい画面に各部屋の利用状況が表示されているみたい。「どんくさいプログラムだな〜。おれの作ったホテルシステムならもっと使いやすいのに。案外、タイの中小ホテルになら売れるかも知れないな〜」、とつくづく感じる。ちなみにWindowsはニュージーランドバージョンだ。これもコピーかも。画面にタイ語のフォントは無く、全て英語。ファックスがうまくつながらない。世話をしてくれたおにいちゃんはあまり外国へファックスを送ったことが無いようだ。国際電話の指定番号を聞いて自分でダイヤルし、ファックスを送った。「ついでに私もお願いしますよ」と言われ、K氏の分も送る。「ハウマッチ」と聞いたら、一通が200バーツ、600円だ。こんなホテルでも電話代はやっぱり高い。街中の国際公衆電話から電話をすればよかった!。

       【 目 次 】
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  1.初めてのバンコク
  2.シーフードレストラン
  3.ナナ駅界隈
  4.大都会バンコクの怖〜いお話
  5.チャオプラヤ川とお寺
  6.日本人居住区
  7.パッポン・タニヤ
  8.朝市
  9.ホテルの朝食
 10.メランコリック・パタヤ
 11.別荘キット
 12.空港とタバコ
 13.暗くなって到着プーケット空港
 14.カタビーチのホテル
 15.パトンの夜はやっぱり怪しい
 16.コンシェルジュ
 17.ビーチ
 18.真昼のプーケット
 19.カタビーチ商店街
 20.プーケットファンタシー
 21.プーケット最後の一日

 ファックスを済ませて、次は、懸案の問題を解決しなければならない。フロントの横には、コンシェルジュらしき観光ツアーの案内デスクがあり、昨夜の余韻が残っているのか「おっ、オカマ!」と思わず口に出てしまう、見るからにナヨっとした、それでいておしゃれで、どこか教養のありそうなおにいさんが座っていた。先客の外人さんがいるので、しばし、聞き耳をたてながらウエイティング。順番が来たので、椅子に座って「あのあのあのー、実はですねー・・」と一生懸命に「プーケットファンタシー」のバンコクでの予約の件を説明する。「だからさー、お金は払ったんだよね。高いか安いかは別として、払った事が確認出来るかどうかと、このホテルへ迎えが来るかどうか、来るのなら、何時に来るのかを知りたいんだよ。おわかり?」。「OK、ジャストミニッツ、私、電話で確認してみるよ」。と、伝票を手にプーケットファンタシーに電話をしてくれた。「XXXXカップ、XXXXカップ・・」。「予約は入っていますよ。5時に迎えの車が来るように手配しておきました。OKです。だけど、これ、ずいぶん高いですよ。当日売りでも、ディナー付きでも2500バーツ、ショーだけなら1500バーツです。あなた、ずいぶん余計に払ってますね」。「やっぱりだ。ホテル代もプーケットファンタシーも高いものを買わされた。おまけに、ホテルの空港送迎は無いので往復で1000バーツの余分なタクシー代がかかる。あんのやろ〜」。と悔しがって見ても後の祭り。でも、一応予約は入っていたし、お金も支払ったことになっていた。ぜーんぶをごまかされた訳ではない。悪い奴らだったが、それでもバンコクのタクシーの運ちゃんの優しさに免じて許してしまおう。オカマのおにいちゃんはとても親切で、あれこれと色んな事を説明してくれた。でも、仕草や話し方がなんとなく女っぽい。ちょっと前までその道で生活していたのだろうか。でも、顔はゴツイし体はマッチョ。もし、そうだとしたら、ずいぶんと気持ち悪いオカマだったんだろうな〜。どこかで会ったような気がしたが、そうだ、オスギに似ている。
 
 難問解決でひと安心。さーて、ビーチでひと泳ぎと行こうぜ。

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タイ・チェンライでロングステイ!年金でだけで暮らせる夫婦で一ヶ月10万円楽園生活「シヴィエンリゾート&スパ」

 海外でロングステイ(長期滞在)と言うと、何か特別なことのような感じを受けられる方が少なくありません。「ビザはどうする?」・「病気になったら?」「言葉が通じないのでは?」など、不安要素が少なくないからです。しかし、もっと気楽に考えられないものでしょうか?。「一週間の海外旅行を一ヶ月に延ばしてみる」程度の感覚でも良いのです。
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ページ作者のタイ3都市巡り「タイでロングステイも悪くない」

 2006年5月9日から16日まで、8日間の予定でタイへ行ってきました。タイでは多くの方々がロングステイを楽しんでいらっしゃるらしいのですが、今回の旅は、そんな方々に直接お会いして、「本当に幸せな生活をされているのかどうか」の生のお声をお聞きするのが目的でした。コラート→バンコク→チェンマイと3都市を回りましたが、日本人のロングステイのメッカはやはりチェンマイ、特にチェンマイで暮らしておられる方のお話しを聞きたかったのです。画像で綴るタイ旅行記、是非お楽しみ下さい。
                 タイ3都市めぐりホームページはこちら

海外(タイ)でロングステイも悪くない

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