団塊世代必読「不良中年二人連れタイ旅行記」 タイでロングステイはいかが?    《信州ネット.Com》

9.ホテルの朝食

 朝市の見学を終えて、ホテルに戻ったが、まだ朝食に間に合う時間。せっかく朝食券があるのだからコーヒーだけでもとレストランへ入った。朝食のメニューは昨日と全く同じ。朝市でおいしい魚のすり身の揚げ物や鶏肉を食べてきたのであまり空腹感は無い。コーヒーとフルーツ程度で済ませようと席に着いた。昨日の朝と違って、あちらこちらのテーブルに中年の日本人が座っている。その全てがなんとペアだ。勿論、日本の中年のおっさんとタイの若い女の子のセットだ。一組だけでいるペアもあれば二組いっしょに朝食を食べているペアもある。そのタイの女の子をちらちら眺めて見ると、「おっ可愛い」。「こんなの今までいませんでしたよね」とK氏。「なんで、こんなにみんなレベルが高いんでしょうね。この中からならどの子を選んでもOKですよ」。そうなんです。まるで全員がモデルのよう。タイの女性はおしなべて小柄、だからあまり身長の高い子はいないが、小柄なりに均整が取れていてプロポーションは抜群。全体に胸が小さ目でスリムな子が多い。髪もよく手入れされていてエメロンのコマーシャルのようにつややかで、サラサラだ。うっすらとした化粧もグッドセンスで、その筋の女性特有の崩れた感じが全く無いし、その上色白の子が多い。見かけでは判断できないが、これならAIDSも大丈夫かな?と思わせるほど。「イヤー、悔しいですねー、どこからこんなの連れてきたんでしょうねー」。「本当ですね、いやらしさが無いですもんね、表情に」。「雑誌にモデルクラブの広告が出ていましたが、あれかなー」。「そうかも知れませんね。だけど、今夜はプーケットですよ。残念ながらもう間に合いませんね」。などと、話はおっさん達の正面にいる女の子のことばかり。いや、実際、町を歩いていても、ここにいる子達のように垢抜けている女の子はまずお見かけしない。親しそうな素振りから、昨夜のベッドの中での様子がどんなんだったか想像できる。「コンチキショー!」。そうこうしているうちに、一組二組とペアが席をたって行った。すると、外ではマイクロバスがゴルフのクラブを積み込んでいる。レストランから消えたおっさん達は女の子をクルマに同乗させてこれからゴルフへとお出かけになるようだ。「なにもこのくそ暑いのにゴルフなんかしなくても。あれだけ若くてきれいな子がいっしょにいてくれるなら、もう少し気のきいた行き先があろうってもんだろうよ。おっさんよ。」と心の中で負け惜しみを行って見ても相手に伝わる筈も無く、奴等はイソイソとゴルフにお出かけになった。われ等も「負けずにプーケットでがんばりましょう」とK氏と二人で誓い合った。グッドラック!

       【 目 次 】
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  1.初めてのバンコク
  2.シーフードレストラン
  3.ナナ駅界隈
  4.大都会バンコクの怖〜いお話
  5.チャオプラヤ川とお寺
  6.日本人居住区
  7.パッポン・タニヤ
  8.朝市
  9.ホテルの朝食
 10.メランコリック・パタヤ
 11.別荘キット
 12.空港とタバコ
 13.暗くなって到着プーケット空港
 14.カタビーチのホテル
 15.パトンの夜はやっぱり怪しい
 16.コンシェルジュ
 17.ビーチ
 18.真昼のプーケット
 19.カタビーチ商店街
 20.プーケットファンタシー
 21.プーケット最後の一日

 さて、今日の予定はどうしましょうと、行動の検討をする。もう、この時間では水上マーケットはだめだし、ローズガーデンへ像を見に行ってもしょうがない。ショッピングセンター巡りもいいけれど、「せっかくタイまで来たのですからパタヤまで行って見ましょうか?今度いつになるのかわかりませんから。」「いいですよ、お任せします」と、パタヤ行きが決定した。パタヤでは、私の知り合いのH氏が、連れだしOKの女の子を置いたバーをやっている。あらかじめ連絡すると、はなっからその店へ行かなければならなくなってしまう。行けば「ノーサンキュー」では済まされない。だから、あえて連絡は取ってない。だけど、「パタヤはいいとこだよ」と言うH氏の言葉も気に掛かる。そこでH氏には内緒でちょっと様子を見てみましょうとパタヤを訪れることにしたのだ。距離はバンコクから約200キロと聞いた。昨日の運ちゃんにパタヤ行きの値段を交渉してみようとタクシーの溜まり場へ行って見た。

 「パタヤまで往復でいくら?」。「一人3000バー」。「高いね、オマケしてよ」。「いや、パタヤは遠いよ。一日掛かってしまうよ。もっと早い時間に言ってくれればいいのに」。「帰りは空港直行にしてくれる?」。「それならもう500バーツ」。「なんでだよー」。「方角が反対ね」。「そこをなんとかオマケしてよ」。「いやいや、それはなりませぬ!」。「なんともならないの?」。「なんともなりません」。値引交渉は圧倒的に敵の勝ち。言うなりの金額で、パタヤ経由空港行きとなってしまった。

 フロントでチェックアウトを済ませる。2日間だけだったが、慣れてきたせいか、到着した時と比べるとフロントの女の子の対応がフレンドリーになっている。にこりともしなかったフロントマンも今朝はにこやかに「おはようございます」と言ってくれた。何日も同じホテルに泊まるのなら、何やかやと用事を見つけて会話をし、フロントの人達と仲良くなっておくのは絶対必要。一日にニ〜三回はフロントの人と一言でも会話を交せば、次の日からは親しみを込めた対応に変わる。「プーケットのホテルは決まりましたか?」。「OKですよ」。「またバンコクへ来て下さいね」。「イエス、また来るよ」。少し仲良くなったフロントマンに別れを告げ、荷物をタクシーに積んでパタヤへと出発だ。

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 海外でロングステイ(長期滞在)と言うと、何か特別なことのような感じを受けられる方が少なくありません。「ビザはどうする?」・「病気になったら?」「言葉が通じないのでは?」など、不安要素が少なくないからです。しかし、もっと気楽に考えられないものでしょうか?。「一週間の海外旅行を一ヶ月に延ばしてみる」程度の感覚でも良いのです。
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ページ作者のタイ3都市巡り「タイでロングステイも悪くない」

 2006年5月9日から16日まで、8日間の予定でタイへ行ってきました。タイでは多くの方々がロングステイを楽しんでいらっしゃるらしいのですが、今回の旅は、そんな方々に直接お会いして、「本当に幸せな生活をされているのかどうか」の生のお声をお聞きするのが目的でした。コラート→バンコク→チェンマイと3都市を回りましたが、日本人のロングステイのメッカはやはりチェンマイ、特にチェンマイで暮らしておられる方のお話しを聞きたかったのです。画像で綴るタイ旅行記、是非お楽しみ下さい。
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海外(タイ)でロングステイも悪くない

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