団塊世代必読「不良中年二人連れタイ旅行記」 タイでロングステイはいかが?    《信州ネット.Com》

20.プーケットファンタシー

 結論から言えば、小規模なテーマパーク。ディズニーやUFJとは比較にならないが、文化的な面では見所十分だ。もしもプーケットへ行かれるチャンスがあれば必見。

 5時ちょうどにタウンエースのワゴンでプーケットファンタシーから迎えが来た。あちらこちらのホテルを巡回して、オプショナルツアーのお客を乗せて回っているようで、どうやら、ここポップコテージが終わりの方。我々が乗り込むと、あと空きはニ席しか無い。発車して間もなく次のホテルで残りの二人を乗せて、会場へ向う。プーケットファンタシーはパトンビーチより少し北側、空港寄りにある。会場に着くと、思っていたよりもウーンと大スケール。駐車場も広いし建物もデカイ。薄く暮れた空に、カラフルなネオンが美しく瞬く。まるでここだけが別世界。きらびやかな照明を浴びた入り口を入ると、お祭りのような露店がたくさん出ている広場になっている。日本で言うところの縁日の乗り。お菓子や輪投げなど、子供の喜びそうなものがたくさんある。カフェ風のテラスでは大道芸人が例の火のついた棒を振りまわし、口から火を吹くパフォーマンスで観客を集めている。

 ディナー開始までかなりの時間があるので、ひまをつぶすのにも困ってしまう。あちらこちらにはベンチがあるが、たいてい、すでに誰かが座って居て、座るところが無い。仕方が無いので民芸品などを売っているショップを冷やかす。色んな物を売っているし、内装にもお金がかかっているのが見て取れる。ぶらぶらしていてもなかなか時間は過ぎていかない。ようやく灰皿に近いベンチが空いたので、腰を落ち着けてまず一服だ。60を過ぎたとおぼしき日本人のおばさん達が、民族衣装を着て記念撮影をしている。いい年をしてキャーキャーと大はしゃぎ。同じ日本人として少々恥ずかしい思い。それにしても、お客は70%ほどが中華系。国内の華僑なのか、台湾・中国本土から来たのか、団体で観光バスに乗ってどんどんとやって来る。チョット前まではこの観光バスに日本人が乗っていたに違いない。しかし、今では完全に中華系に食われてしまった。バスの横に描いてある看板までもが中国語が多い。ここでもそれぞれの国の経済の動向が良くわかる。登る勢いの中国の国力と豊かになった人の数の多さに驚かされる。今、時代は中国か?。

       【 目 次 】
  □TOPページへ
  1.初めてのバンコク
  2.シーフードレストラン
  3.ナナ駅界隈
  4.大都会バンコクの怖〜いお話
  5.チャオプラヤ川とお寺
  6.日本人居住区
  7.パッポン・タニヤ
  8.朝市
  9.ホテルの朝食
 10.メランコリック・パタヤ
 11.別荘キット
 12.空港とタバコ
 13.暗くなって到着プーケット空港
 14.カタビーチのホテル
 15.パトンの夜はやっぱり怪しい
 16.コンシェルジュ
 17.ビーチ
 18.真昼のプーケット
 19.カタビーチ商店街
 20.プーケットファンタシー
 21.プーケット最後の一日

 ようやくディナー開始の時間も近づいてきた。メインのレストランへ向う。これがなんとも言えない建物だ。外観は全て金ぴかで、窓が大きく、中には煌煌と明るい照明が輝いている。回りにはぐるりと堀があって、橋を渡って入場する仕組み。その大きさたるや、とてもレストランなどと呼べるものでは無い。真中の橋を中心にシンメトリックなレイアウト。高さは優に三階建ての建物ほどもある。こりゃオーナーは間違い無く中国人だ、と想像できる。入り口の橋のすぐ奥に、電車の改札口のようなゲートがあって、そこでチケットをチェックされる。その前で民族衣装を来た綺麗なお嬢さん達が、両手を胸の前で合わせたタイ式の挨拶で迎えてくれる。男の従業員も全員が民族衣装を着ているが、男はハンサムで背も高いし、女の子はプロポーション抜群で顔も綺麗。プーケット島の美男美女の全てがここに集まってしまったようだ。道理でパトンのバービアはブスばかり(ごめんなさい)なのが理解できた。中に入れば再びびっくり。とてつもなく広いホテルの宴会場のような造りで、真中と両方の隅に料理テーブルが配置してある。それ以外は全て客席。ゆうに3000人以上は座ることができるだろう。高い天井まで一杯に、蓮の花や天女などが空を舞う、中国の孫悟空の時代に出てきそうな壁画が描かれていて、益々チャイニーズの香を漂わせている。タイにいることすら忘れてしまいそう。屋台も出ていて、なんと、寿しと刺身とラーメンだ。民族衣装のユニホームのおねえさんに席に案内されて、飲み物を注文する。一人で100席くらいを担当しているようで、まだ、あまりお客が入っていないのですぐに飲み物が来た。料理はビュッフェ形式で、自分で好きなものを取りに行く。最初に寿しと刺身の屋台へ行って見た。驚くことに、早くも長蛇の列。中国人ばかりが並んでいる。あれ!、中国人って刺身や寿しがこんなに好きだったっけ?。以外や以外だ。台北や香港で回転寿しがブームになったのもうなずける。それに比べてラーメンの屋台はイマイチ人気が無い。刺身はシャビシャビで日本のスーパーの特売でももうチョットましと言うマグロと、冷凍のサーモンと、イカが少々。日本人には決しておいしいとは言えない代物。寿しも言うに及ばずだ。料理テーブルのほうは、中心はタイ料理で、それにフルーツが山盛り。タイ料理も何か安っぽくて、今まで食べたレストランとは比べ物にならない質。フルーツもスイカやオレンジが多くて、コストの計算をし過ぎではと思わせる内容。トムヤムスープもおいしくなかった。最後にラーメンの屋台へ行って見たが、これはひどい。おいしく無いを通り越して、はっきり言ってま・ず・い。これで1000バーツは正直メチャクチャ高い。これならショーだけの1500バーツのチケットの方が得。もしもプーケットファンタシーへ行くのなら、迷わずショーだけのチケットにしよう。晩ご飯は、ほかのもっとおいしいレストランで済ませるべきだ。

 日が落ちて少し暗くなってきた。裏から見れば多分スレート葺きの倉庫のようなものだろうが、正面から見たショーの会場の建物も照明を浴びると、陰影が深くなって、なんとも圧巻。総石造りの外観で、象の彫刻や大きな怖い顔をした人物の彫刻が一面に彫ってあり、かがり火が燃えていて幻想的な雰囲気。周りには本物の象が観光客を乗せてノッシノッシと歩いている。パンフレットによると、ショーには何頭もの象が出演しているが、ここの象が出演するのだろうか。おとなしくてよく飼い慣らされている。白人や中国人が大騒ぎをして乗っていて、その回りではぱちぱちと記念写真のフラッシュ。みんな驚くほど写真が好きだ。家族で、恋人同士で、団体はみんなで、驚くほど写真を取る。フィルムはずいぶん売れるのだろう。

 ようやくショーの開始の時間。ぞろぞろと石の建物の中に入って行く。中は迷路のようで、ゲームセンターもある。「やっぱり倉庫」の造りだと思わせる天井の構造。イミテーションの植物でアラ隠しをしてあるが、構造物そのものに黒い塗料が吹き付けてあるだけ。最も、だーれもそんなとこ見ないよねー。

 ホールはデカイ。音響設備も照明設備も最新の技術が使われているようで、きわめて優秀だ。ただ、横の一列の座席数が多いので、誰かが出入りをすると大変。何人もがトイレに行くときなど、ずっと立ったり座ったりが続く。この点はもうひと工夫欲しいところ。ショーの内容は、カンボジアやタイの歴史物語らしいが、言葉がサッパリわからないのでよく理解できない。幕間には漫才師のような二人が出てきて掛け合いをやっているようだが、なーんにも判らないので、面白くも何とも無い。見ていてマアこんなもんかと言う程度だが、ステージの美しさはなかなかの物。一見の価値はある。是非ともご高覧を・・。

 少し退屈する程度の長さのショーが終わり、観客が一斉に送迎車に移動する。我々は一番のゲートに向い、来た時とは違う、パトンビーチ行きの車に乗り込んだ。ホテルへ帰ると、また出かけて来るのが面倒なので、パトンで途中下車のつもり。例の、元気のいい運ちゃんがパトンの真中のディスコの前で待っている。きっと何かいい事ありそうな予感。ウッシッシ!。

トップページへ

次ページへ

前ページへ

タイ・チェンライでロングステイ!年金でだけで暮らせる夫婦で一ヶ月10万円楽園生活「シヴィエンリゾート&スパ」

 海外でロングステイ(長期滞在)と言うと、何か特別なことのような感じを受けられる方が少なくありません。「ビザはどうする?」・「病気になったら?」「言葉が通じないのでは?」など、不安要素が少なくないからです。しかし、もっと気楽に考えられないものでしょうか?。「一週間の海外旅行を一ヶ月に延ばしてみる」程度の感覚でも良いのです。
 寒い冬の日本をチョット抜け出して暖かな南国の楽園でゆったり過ごすなんてとても素敵ではありませんか?。特に、冬の寒さが原因で体調に異変をきたす方々には特効薬にもなりそうです。タイ・チェンライの「シヴィエンリゾート&スパ」は、そんな日本の皆様の不安を全て解消し、気楽にぶらりと訪れても、そのまますぐにいつもの生活が可能です。又、通訳やガードマンが常駐するなど、安全にも十分に配慮しています。
      タイ・チェンライ「シヴィエンリゾート&スパ」のホームページはこちら

タイ・チェンライ「シヴィエンリゾート&スパ}

ページ作者のタイ3都市巡り「タイでロングステイも悪くない」

 2006年5月9日から16日まで、8日間の予定でタイへ行ってきました。タイでは多くの方々がロングステイを楽しんでいらっしゃるらしいのですが、今回の旅は、そんな方々に直接お会いして、「本当に幸せな生活をされているのかどうか」の生のお声をお聞きするのが目的でした。コラート→バンコク→チェンマイと3都市を回りましたが、日本人のロングステイのメッカはやはりチェンマイ、特にチェンマイで暮らしておられる方のお話しを聞きたかったのです。画像で綴るタイ旅行記、是非お楽しみ下さい。
                 タイ3都市めぐりホームページはこちら

海外(タイ)でロングステイも悪くない

南信州田舎暮らし 信州ネットドットコム

【メールでのお問い合わせはこちら】

〒399−2223 飯田市千栄3432番地6 電話 0265(59)1070

Copyrighted By Office-Aun