結論から言えば、小規模なテーマパーク。ディズニーやUFJとは比較にならないが、文化的な面では見所十分だ。もしもプーケットへ行かれるチャンスがあれば必見。
5時ちょうどにタウンエースのワゴンでプーケットファンタシーから迎えが来た。あちらこちらのホテルを巡回して、オプショナルツアーのお客を乗せて回っているようで、どうやら、ここポップコテージが終わりの方。我々が乗り込むと、あと空きはニ席しか無い。発車して間もなく次のホテルで残りの二人を乗せて、会場へ向う。プーケットファンタシーはパトンビーチより少し北側、空港寄りにある。会場に着くと、思っていたよりもウーンと大スケール。駐車場も広いし建物もデカイ。薄く暮れた空に、カラフルなネオンが美しく瞬く。まるでここだけが別世界。きらびやかな照明を浴びた入り口を入ると、お祭りのような露店がたくさん出ている広場になっている。日本で言うところの縁日の乗り。お菓子や輪投げなど、子供の喜びそうなものがたくさんある。カフェ風のテラスでは大道芸人が例の火のついた棒を振りまわし、口から火を吹くパフォーマンスで観客を集めている。
ディナー開始までかなりの時間があるので、ひまをつぶすのにも困ってしまう。あちらこちらにはベンチがあるが、たいてい、すでに誰かが座って居て、座るところが無い。仕方が無いので民芸品などを売っているショップを冷やかす。色んな物を売っているし、内装にもお金がかかっているのが見て取れる。ぶらぶらしていてもなかなか時間は過ぎていかない。ようやく灰皿に近いベンチが空いたので、腰を落ち着けてまず一服だ。60を過ぎたとおぼしき日本人のおばさん達が、民族衣装を着て記念撮影をしている。いい年をしてキャーキャーと大はしゃぎ。同じ日本人として少々恥ずかしい思い。それにしても、お客は70%ほどが中華系。国内の華僑なのか、台湾・中国本土から来たのか、団体で観光バスに乗ってどんどんとやって来る。チョット前まではこの観光バスに日本人が乗っていたに違いない。しかし、今では完全に中華系に食われてしまった。バスの横に描いてある看板までもが中国語が多い。ここでもそれぞれの国の経済の動向が良くわかる。登る勢いの中国の国力と豊かになった人の数の多さに驚かされる。今、時代は中国か?。
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【 目 次 】
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1.初めてのバンコク
2.シーフードレストラン
3.ナナ駅界隈
4.大都会バンコクの怖〜いお話
5.チャオプラヤ川とお寺
6.日本人居住区
7.パッポン・タニヤ
8.朝市
9.ホテルの朝食
10.メランコリック・パタヤ
11.別荘キット
12.空港とタバコ
13.暗くなって到着プーケット空港
14.カタビーチのホテル
15.パトンの夜はやっぱり怪しい
16.コンシェルジュ
17.ビーチ
18.真昼のプーケット
19.カタビーチ商店街
20.プーケットファンタシー
21.プーケット最後の一日
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