繭(まゆ)灯り
竹ヒゴやつるなどを編み、あらかじめ薄く張った和紙や真綿の上に生きた蚕(かいこ)を這わせて自然に任せて糸を引かせ、独特の風合いのランプシェードを形成させます。出来上がりは一品一品全て違います。糸を引き始めてから数ヶ月、途中でダメになるものもあり、出来上がりの良い物だけを厳選してお客様にお届けしています。
暖かでやさしい自然の光で癒しの夜をお楽しみください。
せんにん工房
きっかけは繭(まゆ)の飼育実験セットを購入して蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作るところを観察したことでした。試しに、セットにあった「うちわ」の骨組みに糸を張らせ「繭うちわ」作ってみたところ、見事に成功。その過程を観察していてとても感動いたしました。以来、様々なものに糸を張らせて試してみるうちに、日本の伝統工芸である和傘や和凧にヒントを得て、ランプにたどり着きました。
教えてくれる先達もいない中、何度も失敗を繰り返し、ようやく納得の行くものを制作できるようになりました。
なにせ、相手は生き物ですからとても気を使います。途中で蚕(かいこ)が糸を引くのをやめてしまうような事もあって、なかなか思い通りには参りません。作品の出来上がりは「おかいこ様」のご機嫌次第というところでしょうか?。
烏川 仙 略歴
1947年 長野県安曇野生まれ
21歳で東京の美容学校へ入学し美容師免許を取得
その後30年間にわたり東京で美容院を経営
繭(まゆ)の飼育実験セットを体験してその神秘的な魅力に惹かれ、美容師を辞めて全く異なるランプつくりを開始
2016年に天竜村から飯田市南信濃に転居
「繭灯り」で清水國明氏(元フォークグループあかとんぼ)が主宰していた「自然暮らしの会」の「週末職人大賞」受賞
せんにん工房
代表 烏川 仙
〒399-1311
長野県飯田市南信濃和田367-4
作業中や考え事をしていることが多いのでお電話をいただいても出られません。
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