発芽玄米はGABA(ギャバ)や食物繊維が豊富でGI値を下げる低インシュリン食品。ダイエットや高血圧改善の決定版

【GABAってなに?】

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GABAのパワー
 ◆記憶力の改善
 ◆精神安定効果
 ◆血圧正常化
 ◆心疾患の予防
 ◆内臓機能の活性化

 GABAってなに?


 古くから、哺乳類動物の脳にはγ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノブチリル酸; GABA;ギャバ)が多く含まれていることが知られていました。1950年に哺乳類動物脳から抽出されてから、多くの研究がなされ、中枢神経系における代表的な抑制系の神経伝達物質であることが明らかにされました。
 近年では抑制神経伝達物質としての作用の他に、他の生理作用や類似化合物の研究がなされています。
 又、発芽玄米の有効成分の一つとして注目を集めています。
 ギャバはアミノ酸の一種で、脊椎動物に存在するばかりでなく植物にも存在することが知られており、漢方でも棕櫚(シュロ)や黄ぎ(おうぎ)が高血圧症の改善物質としても用いられてきました。
 人間においては、脳への酸素供給量を増加させ、抗痙攣作用、抗不安作用、脳の代謝機能亢進などの神経伝達物質として重要視されています。
 ところで、旨味調味料の成分として有名なグルタミン酸は「興奮性」の神経伝達物質ですが、GABAは反対に「抑制性」の神経伝達物質といわれています。ストレスの多い現代人の脳では、このグルタミン酸の分泌量が増えやすい状態にあるといえます。脳内のグルタミン酸量が多くなると神経が常に高ぶった状態となり、全身に悪影響が出てくると考えられます。血圧の上昇がその代表です。
 グルタミン酸の上昇を抑えるブレーキ役としての機能をもつとされるGABAが、今、大いに注目されています。






◆GABAの生理作用

 
ギャバは刺激に応じて放出され、神経伝達作用だけでなく、血圧上昇抑制作用、精神安定作用、腎・肝機能活性化作用、抗がん作用、アルコール代謝促進作用、消臭効果作用、肥満防止作用など、多岐に渡って報告されています。すべての作用について科学的に十分に証明されているわけではありませんが、今後の研究で明らかになることが期待されています。

○記憶改善作用
 脳の情報伝達は、興奮と抑制がバランスを保つことで成り立っており、アミノ酸系の伝達物質が重要といわれてます。興奮性機能にはグルタミン酸が抑制性機能にはギャバがその代表として知られています。
 脳機能の諸症状の改善作用としては、脳への酸素の供給量を増加させ、脳および脳細胞代謝亢進と活性化をするものです。また、脳障害の後遺症(脳卒中後遺症や脳動脈硬化症による頭痛、耳鳴り、記憶障害)、意欲低下の改善作用、頭部外傷後遺症による頭痛の治療、アルツハイマー型痴呆症の予防・改善効果、ボケ防止、長期記憶促進作用、学習能力増強にも有効であるとする報告がなされています。

○精神安定化・鎮痛作
 精神安定化作用の研究では、更年期障害、自律神経障害や初老期の不眠症に対して高い改善効果を示し、長期的に効果が持続することも観察されています。

○血圧正常化・心疾患予防作用
 血圧は色々な要因で変動し、健康時には常に正常に保つように調節されています。高血圧モデル動物を用いた実験で発芽玄米の投与により血圧正常化効果が見られており(6,7)、人についても臨床試験で血圧を下げる効果が観察されています。

○内臓機能の活性化・その他抗がん作用
 腎臓の血流量を増加させたり利尿作用の改善、肝臓や膵臓の機能改善、脂質代謝、便秘症状、肩こり、耳鳴りなどの改善も報告されております。
 また、大腸癌予防にも有効とする報告もありますが、これらの研究では発芽玄米等を用いた、純粋なギャバだけによる投与実験だけではないため、ギャバの作用だけでなく、他に含まれている抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの共存物質による作用によることも考えられます。

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◆発芽玄米とその栄養価


 最近ではギャバを多く含む発芽玄米が注目されています。
 玄米は栄養分を蓄えて休眠状態を保ちながら発芽時期を待っている種子で、胚芽に必要なビタミンやミネラルなど豊富に含む栄養価の高い食品です。
 玄米に水分を浸透させ、水分や温度などの条件が整うと胚芽中の酵素が活性化し、胚乳に貯えられているデンプン、タンパク質、脂質が分解され、デンプンは発芽のエネルギーに使われます。0.5〜1ミリ程度発芽した段階で、これ以上発芽しないように処理したものが発芽玄米です。
 この時、グルタミン酸からギャバが生成されます。その含量はもとの玄米に含まれている量の3〜5倍にも増加します。また、発芽処理によって、玄米中では吸収されにくかった、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル類の吸収も良くなります。
 また、アミノ酸は旨み成分へ、デンプンは甘味成分へと変化します。


◆ギャバを多く含む食品と製品

 日本茶や米類をある条件下で保存すると、ギャバ含量が顕著に増加します。近年では大麦、カボチャ、醗酵食品(チ−ズ、味噌、しょうゆ)ギャバロン茶、温室メロン、漬物(しば漬、すぐき、キムチ、ぬか漬)、ヨ−グルト、豆腐、粥などのあらゆる食品でギャバ含量を増加させるための様々な製造法の研究が進められています。


◆医薬・治療

 パーキンソン病及びてんかん患者の髄液中ギャバ量が減少していることが認められたことなどからギャバの投与が期待され、多くの研究が実施されてきました。
 すでに国内でもギャバは脳代謝を促進する医薬品として製品化されており、脳梗塞、脳動脈後遺症による頭痛、耳鳴り、意欲低下などの脳血管障害の諸症状改善・治療に用いられています。


◆安全性と今後

 ギャバの安全性についての研究は余りありませんが、大量のギャバを経口摂取しても血液・脳関門をほとんど通過しないことなどから、比較的安全な物質とされています。
 近年ではギャバの生理作用解明はもちろんですが、種々の食品についてギャバを富化させる研究や植物中に蓄積させた食品の加工・製造開発技術が進み、実用化されています。さらに、それらのギャバを多く含む食品と他の成分を多く含む健康食品との混合した製品が健康食品市場で好評を得ていますが、それらの成分とその作用機序などについては不明なものがほとんどですが、これらの成分や他に含まれている微量成分の存在や健康維持・増進への有効性が明らかになることが期待されるところです。

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